おむがお星になって5週間が過ぎた。
きのうは友人たちが、私たちを慰める会を銀座のレストランで開いてくれた。
おむが亡くなった時の話もしたけど、あらかじめ心の準備をしていたので泣かなかった。
あとは、株価暴落や急激な円高のホットニュースで、できるだけおむのことは話さないようにした。
今日は、あれ以来初めて行った近所のお店で
「フェレットちゃん、元気ですかー?」
と聞かれた。
ここのママさんは、見たこともないのに、以前私が嬉しそうに話したので、いつも聞いてくれるのだ。
不意打ちで一瞬つまったが、ダンナがさらっと
「元気ですよ。」
と答えてくれたので、泣かずに済んだ。
おむのことを聞かれても、人前では泣かずに済む程度には回復してきているみたい。
でも、ひとりでいるときにふと彼を想うと、今でもやっぱり思い切り泣けてくる。