Soleilで行われた1996ボルドー水平テイスティングではチーズが出されたので、その後にポーションの大きなアラカルトのディナーをいただくにはそれほど空腹でもなく、かと言ってランチをスキップしたので少しは食べたい。
そこで、DCモールの同じフロアにあって、以前ワインイベントで点心が美味しかった広東料理のRoyal Canton。
スタッフの数も十分だし、店内も広々と綺麗。
テーブルクロスも清潔。←布クロスの上に敷いた大きな紙を客ごとに取り換えるようで、思わず落書きしたくなるw
生ビールはないがビールはありきたりの小瓶ではなく、ヴァイエンシュテファンの500ml瓶、28RM。
KLの5★ホテルには大抵高級広東料理店が入っているものの、なぜか生ビールもなければスキッとガブ飲みできる青島やタイガーやカールスバーグの中瓶も置いていない。
適度に冷えた飲み口の薄いグラスで出してくれるわけでもないのに小瓶で30リンギくらいって、ものすごーくガッカリする。
それに比べれば日本の小瓶と中瓶の中間サイズではあるものの、このビールなら飲みごたえがあってウレシイ。
もちろん、コクがあって美味しい。
料理はSサイズがまさに一人分でとても小さく我々好み。
鶏とカシユーナッツ炒めならどこにでもあるが、こちらのカシューナッツ炒めは鶏ではなく野菜の味わいと歯応えのバランスが良い感じ。
更にブラックオリーブと豚ひき肉の炒飯は、黒オリーブの香りも豊かでまるで地中海チャーハン(笑)
旨い四川と湖南料理店の在庫は十分あるので、しばらくは美味しい広東料理でビールも楽しめる店を探してみたい。
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ちなみにSoleilでの水平テイスティングではメインのシャトーパルメよりも。
ポムロールのClos du Vieux Plateau Certan(クロ・デュ・ヴュー・プラトー・セルタン)の方が私には好み。
ナッツのフレーバーから紅茶経由ピンク色の花の甘い香りまで、抜栓後2時間くらい色んな顔を見せてくれた。
ブラインドで飲んでもやっぱり、私が好きだと思うのはボルドー右岸の土臭いメルローだ。
5グラスで522RMのテイスティングイベントはやや割高な印象だが、ボトルによる品質の差が激しいらしいこの銘柄の秀逸なものに出会えたのが大きな収穫。ソムリエのラズラン氏も「最初に抜栓したボトルはダメだった。」とか言ってたから、自分でサプライヤーから買うのではなく信頼置けるソムリエのいるレストランで見つけられれば嬉しい。
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