人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Beacon Hospitalで健康診断

健康診断を、初めての病院で受けた。





Beacon Hospital。



KLではプリンスコートで健康診断を受けたことがあったが、普段からわりと健康な生活をしている(飲み過ぎで肝臓は傷めつけているが)つもりの我々の懸案は癌のみ。
特に思う壺ダンナの両親とも癌に罹患しているのでね。

そこで、KLで一番の心循環器専門病院IJNのドクターに「KL一番の癌専門病院」だと紹介されたBeacon Hospitalで健康診断を受けた。

10年以上KLに住んでいるドイツ人の友人に「健康診断でBeaconに行く」と言ったら「Beaconは癌専門病院だから、癌健診も兼ねるのにいいと思う。」と強く勧められた。
彼の友人も癌治療にBeaconに通っているらしい。

と言ってもcancer screeningではなく、まずは腫瘍マーカー6種を含む一般健康診断からなんだけど。



朝7時半に1階にある健診センターに集合。
病院の設備自体は割と古びているのと、インテリアセンスがとても昭和(笑)
要するに、猫足のヨーロッパ調の椅子やら切り株を使った椅子やら、統一性のない家具がごちゃごちゃしていて田舎臭い。

スタッフは華人ばかりでなくマレー系やインド系の人たちもたくさん働いていて、みんなとても親切。
患者と言うか健診利用者はほぼ全員が華人で、マレーかインド系らしきローカルが数人。
外国人は我々だけでもちろん日本語通訳などはいないが、スタッフは私たちに対しては英語を話してくれる。

特にインド系のアテンダントSenaさんがとても親切で、なぜか紛れ込んできた外国人の我々の事を細かく気遣ってくれた。
後で聞くと、日本企業で働いていた経験があり日本人が大好き(笑)
きっと彼女の日本人ボスや同僚が差別意識のない素晴らしい人たちだったんだろうね。

だから、我々がウェブサイトから健診の申込をした時に「うわっ、日本人キターッ」とテンション上がったらしいwww

基本の健診項目はほとんどプリンスコートと変わりないものの、大きなところでは消化器系癌項目であるバリウムと便潜血がないのと、女性の乳がん検診として40歳以上はマンモ、40歳以下超音波に分かれている。
プリンスコートでは年齢に関わらず、両方受けることになっていた。
腫瘍マーカーの項目は同じ。

と、項目が少ない分かなり価格が安め。
2015年にプリンスコートで受けた健康診断は、女性の基本項目で2,100リンギ。
今回のBeaconはプロモ期間と言う事もあって1,648リンギ。(ただし上記の通り、バリウム胃検査と便潜血、その他の眼底健診などなし)

途中でなぜかレントゲンと同時に行うはずの私のマンモ検査が抜け落ちてしまっていたことが分かって、再度レントゲン室連れていかれたことを除けば、なんと言うことなく順調に終わって12時には終了。

検査結果は4時以降に出るが、待つのも夕方のラッシュアワーに来るのも嫌だったので、別の日程に予約を入れた。


そして後日。
健診結果を聞きに行くと、この対応が圧倒的にプリンスコートよりも良かった。

健診結果を聞くだけに30分近く、先生が丁寧に説明してくれる。
わりと機械的に「問題ない」の連続だったプリンスコートの結果発表と違って、一つ一つの説明が丁寧。

深刻ではないものの、やや高めの数値があると細かく説明してくれる上に、持ち込んだ前回の日本での健診結果も非常に丁寧に比較して(華人ドクターのTan先生は漢字を理解してくれるのでw)指導をしてもらえる。

我々からは、せっかく癌専門病院での健診なのだから追加で内視鏡と胸部CTスキャンを受けたいと申し出たが、2年前の築地の癌健診センターの結果を読んで、「今年は必要なし」と判断された。


私の異常値はコレステロールや肝臓とピロリ。
ピロリ菌の抗体レベルが標準より高いので、後日尿素呼気試験を受けることになった。

コレステロールはcrestor投薬開始。

Beacon Hospitalで健康診断_f0189987_08141869.jpg

同時に脂肪肝予防のサプリメントLegalonを1日3回、3か月続けることになった。

Beacon Hospitalで健康診断_f0189987_08085439.jpg

思う壺ダンナは以前は私よりコレステロール値が悪かったが、既に2年前に投薬開始したので今回は正常値に回復。
腹部動脈瘤は既にIJNで観察を継続しているので、いつも言われる脂肪肝のみが異常値。


20年前にやっつけたはずのピロリが再度疑われたことのみ意外だったが、後は毎日お酒を飲む我々としては想定範囲内。
1週間の禁酒なんて意味なかったね(笑)←と言うか、1週間禁酒しても高いままのγGTPを反省しろよw



また、B型とA型肝炎の予防接種も勧められた。
検査結果では陰性だし、特に感染しそうな環境ではないのだが、B型肝炎のワクチンで将来の肝がんを予防できる。

A型肝炎はB型より深刻ではないらしいが、汚染された水や魚介類から感染するので、東南アジアに住んで生魚を食べる我々には必須かもしれない。


B型肝炎



A型肝炎




その後アテンダントのSenaさんが「一般健診には入っていない項目だけど、眼圧とか網膜の検査が通常80リンギのところ、今はプロモで無料でできる。時間があるなら受けて行ってね」と手続きも進めてくれたので受けてみた。

私、両眼とも眼圧12。20以下なら正常。
思う壺ダンナ、怖くてどうしても目を開けて検査してもらえず断念w

網膜、2人とも問題なし。
よっしゃ、高齢による白内障とか緑内障にはまだ遠い。



特に大きな問題がなければ機械的に「大きな異常はありませんね。肝臓悪いから、節酒してくださいね。以上。」で済んでしまったプリンスコートより、ドクターのコンサルが丁寧だったことがすごくポイント高い。

ちょっと妙な家具のマイナスを十分にカバーしてくれるよね、病院だもの、ヘンな家具なんてどーでもいいから。


こんなわけで2年ぶりの健康診断はほぼ問題なく終了。
来年も同じ時期に一般的な健康診断と、Tan先生に「最後の検査から3年後で十分」と判断された胸部CTスキャンを入れる予定。





………………………………………………………



by omoutsubo-bar | 2019-05-09 06:55 | 白金&KL じじばば | Trackback | Comments(0)


<< KLの癌や循環器専門病院 華家の和膳@ブキビンタン >>