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PBのコストって、要は自分専用の運用スタッフと秘書を雇っているコストだと気づいた

東京時代は仕事上のパートナーとして非常に有能なPBのRMさんとお付き合いしていたけど、彼は日本のオンショアの方なのでマレーシアの顧客を担当してくれるわけではない。

マレーシアに来てから3つのPBに口座開設したけど、ようやくじんわり分かってきたのが。
PBの手数料は運用内容と運用規模によって違うんだけど、要はそれを高いと思うかリーズナブルと思うかのハナシ。


PBから受けられるサービスの主体は運用の提供で、それはPB内のそれぞれの運用チームが担当している。
例えば私は債券運用を好むので、運用してくれるのは債券のチーム。

同時に「顧客担当の窓口」であるRMさんとの相性って今更ながらにとても重要だと気づいた。
まだ日本ではシティバンクが中心的に活躍していた30年前から、たまたま有能なRMさんたちを多く見て来たからかも知れないけど、ビジネスの基本姿勢のできているのが標準だと思っていたら違ったみたい。

あるPBのRMさんは風呂敷は大きく拡げたものの中身が全くついてこなくて、運用提案の説明すら思う壺ダンナに「1回聞いたら、俺の方がクライアンにうまく説明できるぞ。」と呆れられる始末(笑)

またあるPBのRMさんは、尋ねた事にはきちんと答えてくれるがそれ以上ではない感じで、どうにもピンと来ない。
前任のRMさんの方がなんだかしっくり来た。

で、今一番ピンと来るRMさんは、「良い秘書さんを雇ったわー」って感じでなんでもサクサク進む。
問い合わせると必ず即座に返信をくれた上で関係部署に回す必要があるならあるで「いつまでに回答する予定」と教えてくれる。←当たり前のことですがね。あるRM氏はそれすらできなかった。

専門的でない言い回しを使って分からないことを尋ねても、こちらの聞きたいポイントを的確に理解して納得のいく回答に落とし込んでくれる。

時々ミスはあっても、分かり次第訂正してくれる。若干、税務に疎いところがあるかもしれないけど、マレーシア在住者の国際課税(特にマレーシアは米国との租税条約のないところが重要)までよく知らなくても仕方ないので。

何よりサクサク感を感じるのが、メールの表題を使い回さずにその都度「タイトル」として適切な表題に付け直してくれる事。

これ、とても大事。
メールはそのまま打ち合わせ履歴になってるのに、同じ表題への返信で長く続けられると一覧性が極端に阻害される。

あと、元メールに返信せずに新規にメールを送ってこられるのもイラッとするポイント。

税理士時代からずっと使っている、無駄なロゴや画像を表示せずに軽く動くツルカメというメーラーは、返信メールをツリー表示にしたり切り離して強引に別のツリーにドラッグしたりを自在にできるので(Gメールってスレッド表示の解除はできるけど、こんなに自由な手作業はできないんじゃないのかな?知らんけど)、一塊のトピックはツリー表示でまとめて見ることができる。

でも、元のメールに返信せずに新規で送って来られると、このドラッグの作業をしないといけないから一瞬イラッとするw




その方は、こういう「仕事ってこんな風に進めて欲しい」と感じる部分で、いちいち言わなくても自分と同じビジネスルールで作業して下さるのでストレスが全くない。

今日も、重要な情報におかしな点を見つけて休暇中の彼女に問い合わせたら即座に対応してくれて、ミスを訂正してくれた上、他にも同じ間違いがないか仕事に戻り次第確認してくれるとのこと。

全く素晴らしい秘書さんだ。
リタイアした我々にはフルタイムの秘書は必要ないから、こういう優秀な秘書さんと運用専門スタッフを雇用していると思えば、良いPBにかかるコストってむしろリーズナブルかもしれないね。





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by omoutsubo-bar | 2019-03-20 11:04 | 運用・金融・税務 | Trackback | Comments(0)


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