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チリ大使館主催のパーティ

 今年は積極的に日本人以外の友人を増やそうと意識してお付き合いをしていると、結構ややフォーマルめのパーティに招待していただくことが多くなった。

 フォーマルめ…の基準は、「ドレスコードがあって、事前に招待状が届く」タイプのパーティ。

住んでいる場所が周りに大使館がいっぱいあるエリアだからか大使館系のパーティのご招待も受けるのだが、都合がついて出席してみたのは今回が初めて。
リッツカールトンで開催されたチリ大使館のナショナルデーのお祝い。

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さすがに美味しいチリワインを産出している国だから、いただいた白ワインはシャルドネもカベルネソーヴィニヨンも美味しかった。

料理もリッツカールトンだけあって、悪くなかった…と思う。ほとんど食べていないから分からないけど。



ただ、赤ワインをじっくり味わうことができなかったのがザンネン(笑)


と言うのが。

まず、赤なのに白と同じだけ冷やされていて、香りが分からない。
多分品種はカルメネールだと思うのだが、さすがのリッツのホテルスタッフさんも、ここはマレーシア。
全くワインに関する知識がなく、「葡萄の品種は?」と聞いても「赤ワインです。」←うん、色からして白には見えない(笑)


だったら、持って来てもらったワインをしばらく放置して常温に戻るのを待てばいいと思うでしょ。

それをさせてくれなかった、同じテーブルをシェアしたローカル華人の果物輸入商のジャネットが(笑)

立食形式で、たまたま同じテーブルをシェアした彼女は世界中の果物をマレーシアに輸入している専門業者で、チリから葡萄を輸入している関係から毎年このパーティに招待されているらしい。

ちなみに彼女の意見では、日本のメロンと蜜柑が素晴らしい、マンゴーは全然ダメ。←お話にならない値段?
「日本の苺は、美味しいでしょう?」と聞いたら、「ダメ。苺は絶対韓国の方が美味しい。」って。

知らなかった。
元々あまりフルーツを好まない私は語るべき知識もないのだが、マレーシアの固くて酸っぱそうな苺を見て、日本の苺を食べたらマレー人ビックリするだろーなーなんて思っていたけど、韓国の苺が日本産より美味しいとは。


そんな風に楽しく会話も弾むのだけど、世話好きジャネットのホスピタリティの力強さがハンパないwww

「私はここのパーティに5年も招待されている。なんでも知ってるから、私に任せて!」

「大丈夫。取りに行かなくていいから。私が全部オーダーしてあげる!」

遠慮申し上げるヒマも与えず、スタッフにどんどんワインを注文して持って来させ、飲み終える前に次のグラスが目の前に置かれる。

そんなわけで、赤ワインが常温に戻るまで手元に残させてもらえない(笑)


でも楽しい時間だった。
シェアしたテーブルには、大陸中国、重慶から来た女性、韓国から来た女性に私たちも含めて東アジア3国出身者と、ローカル華人のジャネットたち。
台湾人、香港人もいてくれたら、東アジア方面全駒揃ったんだけど(笑)


ひとつ気づいたのは、ドレスコード。
大使館主催の公式の立食スタイルという事で、よくあるプライベートなパーティとか銀行主催のイベントでの「スマートカジュアル」よりはフォーマルに「ビジネスアタイア」。

つまり、タキシードまでは着なくて良いけどネクタイ着用は求められるレベル。

ところが、出席者を見ていると面白い事に気づいた。

欧米系の招待客は、ほとんどの人がネクタイとジャケット着用。
なかにはノーネクタイの人もいたけど。

逆にローカル系の過半数はノーネクタイ。
さすがにジャケットは着用している人が多かったので、スマートカジュアル相当の装いが主流。

実際、友人である王族の男性(マレー系)や、ある大使館のエラい役職の男性(中華系)も、ノーネクタイにジャケットのいでたちで出席していた。

カザフスタンの大使ご自身やカナダの外交官がきちんとネクタイをしておられたのは、あの場が彼らにとってはビジネスの一環だからでしょうね。


しかし中にはものすごい普段着で来ている人もチラホラいて、例えばチェック柄のボタンダウンシャツにジーンズで背中にバックパックを背負っている。
それ、日本でなら電車男だよw

チリ大使館主催のパーティ_f0189987_07482861.jpg


マレーシアはほんとに自由だ。

日本では結婚式なら白のネクタイ、葬式は黒のネクタイと完璧に決まっているし、ドレスコードのあるパーティの機会は少ないかも知れないが、「ビジネスアタイア」のパーティにオタク系ファッションで出席しようものなら周りの非難の視線がイタくてたまらなさそう。

さすがにビーサンに短パンの人はいなかった。←もしかしたらいたけど、ホテルのエントランスで止められたのかも(笑)


ちなみに一つ、別の大使館員の友人から聞いた事。

大使館主催のパーティで、立食形式の場合にはホストに対するお礼の手土産は持って来ないで欲しい。
そういうものを受け取ったら、大使館まで運ばなければいけないのは大使館員の仕事でメンドくさい。

招待いただいたお礼の手土産を持って行っていいのは、席が決まっていて座って食べるタイプのパーティだけ。

だそうです。

でもまあ、日本みたいな同調圧力のないマレーシア。
ドレスコードも手土産も、それほど気にしなくて良さそう。





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by omoutsubo-bar | 2018-09-29 07:58 | KLイベント | Trackback | Comments(0)


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