日本の繊細なフレンチが好みのど真ん中だった方なら、是非行くべきです、ここ!
5月半ばにオープンしたばかりと言うこの素敵なホテルのロビーフロア41階にあるフレンチ。
基本的に和食通で、東京でもそれほどフレンチには通わなかった我々。
そうは言ってもKLで素晴らしい和食屋がいくつもみつかるわけではなく、代わりにレベルの高いフレンチをずっと探していた。
気軽で旨いビストロだってあるにはあるが。
本当に食通を唸らせ雰囲気も素敵な店はと言うと、KLには正直言ってまだあまりなかった気がする。
そんな中、こういう繊細で新しいスタイルのフレンチを自信をもって出せるのは、腕のあるシェフのおられるファインダイニングならでは。
実はここ、よく利用しているワインサプライヤーさんのひとつがフレンチワインを卸している店で、彼のFB投稿写真から見つけた。
オープン時に出入り業者さんや関係者を集めたパーティの料理写真にソソラレタ。
例えばプレートの盛り付けだけを取ってみれば一見似たような日本の大箱カジュアルダイニング。
でもそういうのは飾り付けは綺麗だけど、「シズル感がない」でしょ。
それとは違うんだよね。
飾り付け、盛り付けは当然きれいで、しかも食材が生き生きしている。
寸分の隙もない。で、珍しく写真に惹かれた。
それで件のワインサプライヤーさんに「ここはどこ?いつオープンするの?紹介して。」
サプライヤーさん、自分の得意客に得意客を紹介してと言われるなんて、超トクイ顔(笑)
さて予約当日。
当たり前すぎるけど基本中の基本、パンとバターからして美味しい。
焼き立てふわふわ中しっとり、表面カリッと。
昆布バターと言われたけど、トリュフの香り、昆布の旨み。
これだけでワイン1グラス飲み終わりますがな。
前菜は、スプーンに乗ったガスパチョと、それぞれ好みの1口。
シーフード好きの私にはサーモンのマリネと。
思う壺ダンナにはラムのミートボール。
注文前にシェフの堀内さんに好みを聞かれて「ダンナラム好き、私シーフード好き」と答えたけど、すぐさま反映されるとは全く期待していなかったのに→期待しなくてスミマセン、なんと言ってもマレーシアでは期待水準が低いのでw
この程度で期待以上なんて言ったら堀内シェフ、むっとするかも(笑)
そしてなんと言っても感激は、リーク。
ただのネギ、葱ですよ(笑)←ディスってゴメン、ネギ星人(笑)
アンチョビとかナッツで味わいが素晴らしく深くなった葱。
こんなに旨いリーク、生まれて初めていただきました。
まだソフトオープンと言いながら、8時には店はリッチでゴージャス感のある華人の皆さんで一杯になってた。
さすがに華人、旨いものには貪欲と見える。←我々大阪人と共通してまんがなw
ランチ営業はまだ開始していないし、いわゆる「ソフトオープン」とか言う、関係者、その紹介者を中心に賑わっている様子だが、シェフの腕、スタッフの皆さんの誠実なやる気、清潔で素敵な雰囲気。←その後、ランチもオープンしてランチタイムにもきちんと堀内さんが厨房にいる、当たり前だけど。
どれをとっても、おそらく2018年KLのフレンチシーン、トップに躍り出ると期待できる。
駐車場はホテルにて。
バレーパーキングは25リンギ。
本物フレンチ好きの皆さん、是非行ってみてください。
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