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春先取りのあいなめ桜葉蒸など@鮨正

 今回は食通の友人をご招待するために、鮨正で特別に春を先取りするコースをお願いした。
ちょうど雛祭の季節も近いので「入荷があればハマグリなんかもいいね」とは言っていたのだが、とにかく当日入荷する食材次第で。

そこで出していただいたのが満開の春先取りのお花づくし(笑)

生牡蠣の梅ジュレ。
以前これをいただいた時に「日本食にも精通した友人で生牡蠣も大好きだけど、きっと梅ジュレでの食べ方なんてご存じない」と言ったのを村上さんが覚えていてくださって、出してもらった。
南アフリカ人カップル、悶絶するほど大感激。

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アイナメの桜葉蒸。
桜の葉の香りが素晴らしい上、桜蕾の塩漬けが良いアクセント。

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鮨も冬から春への季節の変わり目の食材が最高。そしてデザートに桜餅。

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ハマグリはいい食材の入荷がなかったようだが、梅と桜のお花づくしで満開の春先取りを堪能した。

しかもローカルスタッフがつきっきりで食材や調理法に関しては英語で友人夫妻に説明してくれるので、大助かり。
食通の彼らはKLの名だたる鮨屋に行ったことがあるものの「ここが最高!」だと全身で表現してくれて、時間をかけてプランニングした私もウレシイ。

KLには今は本物の和食屋(鮨屋でも居酒屋でもなく、大箱ではなく割烹みたいな店)がないが、そう言う料理を本当は出せる料理人さんは他にも存在するはず。もっとも、それでビジネスが回るほど舌の肥えた客層が厚くないところがシンガポールとの大きな違い。

でも10年以内にはきっと舌と財布の水準が共に高いローカル層(今でも特に華人に富裕層はいるが、総論としてはそこまで和食の味を分かるには至っていないと見受けられる。高ければ高い程いいと考える人が多く、鮨屋でA5和牛握りやロブスターを注文したがるレベル。)が増えて、本物の和食屋が存続できるようになると期待している。

さて来週からもまた、どんどん春らしい魚を楽しみたい。



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by omoutsubo-bar | 2018-02-22 19:03 | 旬の魚をKLで | Trackback | Comments(0)


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