最後にホテル。
最初はフォーシーズンズでリバーサイドヴィラに決めかけたが、今回はあまり部屋に篭らず町に出かけようと思ったことと、とてもリーズナブルなプロモ価格をみつけたことからリッツに変更。
さて、ホテル到着後案内された部屋は予約したはずの角部屋ではなく、スタンダードスイートだった。
おー、やっぱりホテルとアゴダの間の手違いだったかー、確かに安すぎるんだもんねーと思いつつ、「アゴダの予約確認書では、コーナースイート、角部屋ってなってるんですけどねー」と見せたら、ちょっと確認して来ますとお部屋係さん出て行った。
で、すぐに電話が来て「用意ができ次第、お迎えに行くので30分ほどそちらでお待ちください。」とのこと。
しばらくして改めて通された部屋は、予約していた通り窓際にバスタブのある部屋だった。
最初の部屋も十分広くて素敵だったから、今思えばあっちでも全然問題なかったけど。
これまで、都会にあるリッツの重厚なインテリアは好みじゃないと思っていたけど、ここのセンスは素晴らしい。
バリらしい意匠で統一されているものの、細かいデザインや照明が洗練されている。
基本的に東南アジアっぽいインテリアが好きなので、その意味ではウブドのホテルは全て素敵だと思うけど、ちょっとしたところでチープさを感じたり、高級ホテルでも、ちょっと古めかしくって昭和っぽかったりする印象がある。
そんな中、マンダパには安っぽさも古っぽさもなく、細部に至るまで気配りが行き届いていた。
ウォシュレットだって最新デザインのneorestで、日本国外でこれ見るとやっぱりウォシュレットっていいなと思う。既にマレー式のハンドシャワーを使いこなせる私でもね笑
全てのスタッフのサービスも行き届いているし、メインダイニングの料理も素晴らしくて大満足。
なので、人に薦めるかと聞かれれば即答yes!
でも自分が次も泊まるかと聞かれたら、ちょっとビミョー。
だって、朝食、昼食時にオープンしているカジュアルな方のダイニングの料理が思いっきりリッツらしく平凡。
特にアジア系料理がダメ。
シャングリラだったらどこの国にあっても美味しい点心が充実しているのに、アジアに展開してもリッツは所詮、欧米系ホテルらしい大味。
あと、レストランのスタッフはみんな親切だし、頻繁にお茶を入れに来てくれる。
だけど食べている途中、口にモノが入っているタイミングで入れ替わり立ち替わり「お味はいかがですか?何かお困りなことはありませんか?」って構われるのは、正直言ってtoo much。
せっかくリッツの中でも最高峰ブランドを標榜するんだから、もう1ランク品質を上げて、お客が喋れるタイミングまで見計らうようにトレーニングすればいいのにね。
それと名前を覚えて呼びかけてくれるのはいいんだけど、苗字呼び捨ては日本人にとって可笑し過ぎるw
KLでは当然多くの外国人と付き合うから下の名前を呼び捨てにされるのは慣れているけど、最近は特に日本文化を分かっている外国人も増えていて、名前にさん付けまでできる日本贔屓の人も多くなっている。
そんな中で今更突然、苗字で呼び捨てにされるのは中学校の体育教師以来40年ぶりだわーって違和感ありあり笑
とまあ、一般的なリッツでの料理が私の好みではないことを除けば(ただしメインダイニングのKubuは別格で素晴らしい)、欠点を見つけようとしても取るに足りないことを粗探ししないと見つからないくらい素敵なホテルです。
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