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エクセルで為替管理

マイナス金利で円安に動いたのはほんの一瞬で、最近は米ドル110円台と何年ぶり?みたいな円高。
我が家のリンギレートは含み損の29円くらいなんだけど、数年分の生活費をすでにキープしてあるから今のレートは関係なし。

それより影響受けるのは米ドル買いのポジション。
これは、米ドルが例えば将来130円になっても、例えば100円のレートで交換できるって権利のことね。この例えばの数字は、どのタイミングで取引したかによる。

これを確定しておけば、うちの収入原資となる資産は実は日本円建てなんだけど、いずれ日本円資産を売却して米ドルに転換する時に、この例だと1ドルを130円も出して買うんじゃなくって100円で買える訳。

ところでこの米ドルポジションはFX会社に置いてある。FXって、為替の動きに賭ける投資だと思われているけど、実際に円を外貨に換金するのにも使える上、銀行より手数料が安い。
だからうちでは、円→米ドルはFXで、米ドル→リンギはマレーシアの銀行のDCIって投資を使って換金してて、普通のキャッシュエクスチェンジは使ったことがない。

さて、FXに話を戻して、今年の3月からそのロスカットルールが厳しくなる。ロスカットルールと言うのは、FXの取引をするために預けておく担保の掛け目のルール。

詳しい説明は割愛するとして、今は担保にゆとりがあってノンビリ放置してても、もしもどんどん円高になったら、どこかのラインで担保が足りなくなって、それを追加しなければ担保に入れたお金を全部没収されると言う怖〜いゲームのルールが、ロスカットルール。

今までは、必要額が仮に100だったら、20が没収されるドボンラインだったのに、3月からは50、今年の12月には100へと引き上げられる。

1ドル130円時代に100円で買える権利って、なんてラッキーと思うだろうけど、1ドル80円時代が来てしまったら、この権利を持っているだけでどんどん損が膨らんで、「ハイ、預かってある担保金より損の方が大きくなってしまったから、損を埋め合わせるので没収しますね〜」って有無を言わさず取られてしまう。

で、こうならないように一体いくらまで円高になったら、この没収ドボンラインにタッチしてしまうか、自分で作ってあるエクセルのシミュレーションシートでちまちま計算。
過去10年程度を見ても突然20円動くのには半年もかかっていない。
114円を割り込んで円高になった今、トレンドは変わった、105円だって起こりうる、なんて言われる相場になっている。
用心に越したことなし。リーマンショックで死にかけたワタシ、ちゃんと学習してるもんね〜。

で、今までは20のドボンラインに合わせて作ってあったけど、色々と微調整。

今週はCNYで工事中断中なので、こういうデスクワークばっかりしてる。
エクセル大好きだから、かなり楽しい。

明日あたり、空港で手持ち無沙汰にしてるだろうなーと思われるお友達のためにちょっとムツカシイこと書いてみた。
こんなの読んで、眠くなったら飛行機で寝てくださいw














by omoutsubo-bar | 2016-02-13 12:19 | マレーシアの銀行とかクレジットカードとか | Trackback | Comments(0)


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