去年の10月から対象品目が増えて格段に使いやすくなった消費税免税。
外国人旅行者だけでなく日本人の海外居住者も利用できる。
でも、普通に日本に住んでる日本人と、実際のところどうやって見分けるんだろうと未だに不思議。
そこで現場実務を自分で確かめるため、免税取扱をしているMEGAドンキへ。
前日に電話で必要書類を問い合わせて置いたものの、回答は国税庁のガイダンス通り「短期滞在である証明のあるパスポート」としか案内されない。
MM2Hのビザは、別にそれが短期滞在である証明ではないし、とりあえず入国時に自動ゲートは利用せず入国スタンプは押してもらってあるので、それくらいしか短期滞在の証明っぽいものはない。
(ちなみに自動ゲートを利用しても、係官にスタンプ押印を頼めると説明されているものの、今回の入出国では二度とも自動ゲート付近に係官なんていなかった。)
念のため、帰りのフライトチケットと、マレーシア在住の証明として現地の運転免許証やクレジットカード、キャッシュカードを持参。
ところが結論から言うとそう言う説明は一切不要だった。
キャッシャーの人たちも初めてのケースらしく「短期滞在の証明になるスタンプは‥?」と戸惑っているので、自信を持って入国スタンプを示し、「これがそうです!」と言い切ったら、それ以上の証明は要求されなかった。
で、商品は透明な袋に入れられ、一度剥がしてしまったら剥がしたことの分かる特殊なテープで梱包。
書類にサインして、複写の1部をパスポートに貼り付けてもらい、その場は終わり。
マイナンバーが始まれば、この日本人が居住者でないことをトレースできるだろうけど、こんなの全然緩いじゃんとか思ってしまった。
しかも、本来なら日本出国時にパスポートから剥がされるはずの書面は、剥がされないままマレーシアにまで持って帰っている。
実際に商品も全て持ち帰っているから脱税はしていないけど、コレ、日本国内で開封して使ってしまってても全然知られようがない。
パスポートでは国内の住所の確認はできないし、マイナンバー実施前に、海外で遊んで来た日本の居住者が帰国時の入国スタンプを示して免税を受けようとすれば、できてしまいませんかね?