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おむクン、予防接種

  おむクン年に一度の予防接種は11月頃。

 ただ、2週間くらい前にワタシが徒に彼の歯を綿棒でこすったら出血してビックリ!
どうやら歯肉炎らしい。
 すぐにfacebookでくらた先生に問い合わせたら、「本人が特に不快そうにしていなかったらとりあえずはいいけど、ヒドイようなら麻酔をかけて歯石クリーニングをしないといけない場合もある。」とのこと。

 ところで、数日間大阪に行く用事があったので、いたち友達のお宅にお泊りで預けていた二人。連れて帰ってくるなり、おむクンが水状の激しい下痢。

 それとは別に、くらた先生がホームページにフェレットの副腎腫瘍に関する詳細な説明をアップされて、その中で、腫瘍を発症していないフェレットに対して予防的に リュープリンを投与することについても触れておられたので、このことも詳しく聞きたい。
いくら、エキゾチックアニマルを診察できる動物園出身の獣医さんがいようと、独学で海外の文献を勉強してフェレット診療に熱意をもつ獣医さんがいようと、マレーシアの獣医療環境や症例経験が倉田先生に及ぶべくもなく…。

 と、今回はいつになくたくさんの項目を準備して、10/21ちょっと早めの予防接種におむクンを連れて行った。

 朝、私の目の前でやったウンチもラップに包んで持参。
先生、一目見て
「大丈夫。健康なウンチです。」
と太鼓判。

触診で特に腫れているリンパもなく腎のう胞の大きさも変わらず。

 歯茎は確かに腫れていて明らかに歯肉炎だが、5歳のフェレットでこの程度は当たり前とのこと。
先生いわく
「これよりもっとひどくなって、歯の根っこが見えるほどになってくると歯石除去しないといけないけど…。」
「歯石除去しても歯磨きしなければ、半年も経つと元通りになってしまう。」
「フェレットの歯石はなぜか、上の奥歯にたまってくるので、その部分だけを毎日1~2回、ガーゼを指に巻いて拭いてやればいいんだけど、すごく嫌がってやらせてくれない。」
「フェレットの耳掃除はホントはしなくていい。必要があって分泌しているものを、ニンゲンが汚く見えるからと掃除してるわけだから。ホントは歯磨きの方をきちんとするべきなんだけど(ものすごく嫌がるから、なかなできない。)」

 と言うことで、フェレット検疫と出国に向けての日程確認。

出国の2ヶ月くらい前、1月中旬に狂犬病予防接種。
犬は2回必要だが、フェレットなら1回でOK。
2週間後に異常のないことを確認して獣医が狂犬病予防接種済みの証明書発行。

マーシャルフェレットに装着されているマイクロチップは世界標準規格ではないので、世界標準規格の10桁数字のマイクロチップを全身麻酔をかけて装着。
この麻酔ついでに歯石クリーニング。

出国1ヶ月前に健康診断をして獣医が英文の診断書を作成してくれればOK。

ここまでの日程を確認した。
前例のない、とんでもなく大変な手続きを、日本からマレーシアにフェレットを連れて行った先人あめりさんから指導してもらわなかったら、こんな風にこちらから情報提供しながらくらた先生と打ち合わせはできなかった。

 そして懸案の副腎腫瘍予防のリュープリンは、注射だと半年に一度?1年に一度?とかの頻度で接種する必要があるだろう。
治療としてのリュープリンは3ヶ月に一度とかの頻度で打つので。

BSEのあおりで(狂牛病とは何の関係もないのに)日本には輸入できない埋め込み型リュープリンをインプラントしてやれば1年以上持つ。
マレーシアに輸入可能なら、マレーシアで全身麻酔の上でインプラントすれば、注射よりそのほうがいいだろう。

 でも私としては、それ自体にリスクもある全身麻酔の回数はなるべく減らしたい。
もしも、日本には輸入できない埋め込み型のリュープリンを、製造している米国かオーストラリアから輸入可能なら、マレーシアで主治医になっていただく獣医の先生にお願いして取り寄せてもらい、それを私がハンドキャリーでマレーシアに取りに行って、歯石取りとマイクロチップと同時にインプラントしてもらうよう、くらた先生にお願いするのだけど…。

リュープリンインプラントに関する詳しい記録はこちら。
http://omoutsubo.exblog.jp/20659986/

 と、ここまでの打ち合わせをしておむクン5歳の予防接種は終了。

動物、しかもメジャーな犬猫ではないエキゾチックアニマルを連れて国境を越えるのは大変なことだ。
いったん国境を越えたら、戻すのはそれ以上にタイヘン。
特に日本は狂犬病清浄国なので、連れ出すより連れ帰るほうがタイヘンな国なのでね。
by omoutsubo-bar | 2013-10-22 18:03 | いたち生活 | Trackback | Comments(0)


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