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猫借りられて、「借りてきた猫」

  猫組は新しい環境に慣れて、とにかく走る、走る。
うんち、臭い、臭い。
甘える、甘える。
…な生活を謳歌している。

 シェルターでは、80センチ四方程度のケージで飼育するように言われたのだが、貸し出し用の折り畳みケージがなく、我が家のいたち用病室を彼らのおうちにしている。
 でも、それでは少し狭すぎて可哀想なので、結局6畳程度にフェンスで仕切られたいたちの放牧部屋を走り回っている。
 この子たちには楽しい運動場だがあまりに広すぎるので、今度シェルターに帰ったときに狭くて不満だろうとお世話係としてはちょっと心配している。
 まあ、こんなに可愛いのだから早くお嫁入りの永住先と巡り合って、広々した部屋でのびのび暮らせるようになってくれればいいんだけど。

 基本的に動きの度合いが違いすぎるため、猫組といたち組は別々の放牧タイムを取る事にしているが、いたちの切り込み隊長おむクンはあんまりゲンキがない?
…ゲンキがないわけではないが、「借りてきた猫」にビックリして「借りてきた猫」状態。

 動じない様子に見えたつぶさんは、今朝は少し下痢気味。
我が家は普段、ニンゲンもいたちも大人ばかりで物静かに生活しているのに、急にやってきたゲンキ一杯の子猫たちの騒々しさに少しストレスを感じているのかもしれない。

 猫組のカズオ・シャム美の騒ぎが一段落したところで、二人はケージで休憩してもらうことにして、末っ子のシャム太といたち組を一緒に放牧してみたが、あまり絡まない。

 多少、臭いを嗅ぎあった後は、お互い無関心。
シャム太とおむクンなら、ちょうどいいバトル相手になるかと思ったけど、種が違うと本能的に関わりを避けるのかしら?
 いたち仲間のマフィンくんがやってきたときとは、まるで様子が違う。

 ニンゲン組は、舞い散る毛がハンパじゃないので、マスクで防備。
しかも、うんちの臭いはいたちの何万倍も強くて耐え難いので、うんちのたびにトイレ掃除。
カズオは特に甘えんぼで、とにかくじゃれついてくるので一緒にお遊び、お遊び。

 まあ、お預かりの猫組には、ニンゲンってボクたちの味方なんだと心を許してもらって、他の種の動物と会っても敵対せずに暮らすことを覚えてもらえればボランティアは成功。
by omoutsubo-bar | 2010-08-24 09:06 | 白金アニマル | Trackback | Comments(0)


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