きのうのひったくり事件。
悪いのは当然犯人なんだけど、自分自身も振り返って強く反省しないといけないと思う。
せっかく高い授業料を支払ったのだから、今後二度と被害にあわないように対策しないともったいない。
元、取ってやる!
まとめると反省点はいくつもあって。
1. 暗い夜道を歩かないと言った警戒はしていたものの、天気が悪くて薄暗い朝を警戒していなかった。
2. 女性の一人歩きだったら間違いなくもっと警戒していたが、思う壺ダンナと二人だったのでまさかと思い警戒レベルが低かった。
3. カバンは道路側の手に持たないという警戒は常にしていたのに、身に着けているウエストポーチを狙われるとは想像していなかった。
4. この「身に着けているから安心」という油断があったので、シャツの下に隠すことを忘れていた。
5. バイクのひったくりは二人組と言う先入観があったので、妙な動きをするバイクに気づいたにも関わらず「一人乗りだからひったくりじゃない」と警戒を解いてしまった。
特に、最後の点は痛恨だ。
後から思えば、妙に歩道すれすれに走っているバイクが、いったん通り過ぎた後、Uターンを2回繰り返して傍を走っていた。
この時点ではいったん確かに警戒したのに、「一人乗りだからひったくりじゃない」「分岐点だから迷っているんだ」と、楽観的な予想に基づいて一瞬警戒を解いていた自分に気づく。
投資でも同じだが、人は悪い事態を考えることを好まず、見たいものしか見ない、楽観に基づいて行動するというヘキがあるものだ。
今回の自分の心の動きが、まさにそうだった。
ひったくり犯に狙われているのかも知れないと言う、考えたくない想定をわざわざ打ち消して、「きっと分岐点で迷っている」にすり替えている。
ヤツは、歩道がなくなって車道側に出ざるを得ないポイントで獲物のスキを待ち構えていたと言うのに、お人好しにも程があった。
その瞬間を犯人は見逃さなかった。
本来なら歩道がなくなっているポイントから前には進まず、車や人の往来が増えるまで待つか、引き返すべきだった。
思えば、こんな注意不足を続けていて今まで事件に巻き込まれなかったのは単なるラッキーかもしれない。
ひったくり犯は実は周りにいたのに、たまたまタイミングよく他の車が通りかかったりして、獲物認定を断念されていただけだった気がする。
上記の5つの反省点は今後一生肝に銘じよう。
今回は、怪我を負うことなく、奪われたものもお金さえ払えばまた手に入れられるものばかり。そこそこ高くついたけど(笑)
この事件の教訓を忘れず、今後もっと重大な事件に巻き込まれることを避けられたなら、高い授業料の元は取れたと笑える。
しかも、事件のおかげで多くの人たちの親切も身に沁みた。
パトカーに乗るとか交番や警察に行くと言う、普通の日常生活では起こりえない貴重な経験もした。
私が交番にいる間、思う壺ダンナが確実に事後処理をこなしてくれたことも、とても感謝している。
いつもは偉そうにしているワタシが、こんな風にかわいらしくションボリしていることなんて滅多にないのだぞ。
災い転じて福じゃないか。
だからワタシを悲しませるな。
ストレスフルな1日だったからと言って、タバコなんて喫うな。キミ一人の体じゃないんだから大事に使え、キタナイもの入れるな。
…と、最後は業務連絡です。分かったか。
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