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OCBCの定期預金が勝手に自動更新されてるーってビックリした話

  あー、ビックリしたけど問題なく完了したので、メモとして。
結論から言うと。
OCBCの定期預金の満期日にネットバンキング上、低い金利で自動更新されたことになっているのは、単なるシステム上の表示に過ぎない。
問題なく窓口で「更新はせず解約」する事が可能だった。

………………………………………………………
OCBCbankの定期預金の満期が今日だった。
預金設定当初から「自動更新はしない。満期日には解約」と伝えてあるが、マレーシアの事務処理の正確性は、日本より低い。

銀行のオンラインバンキングの表示は当然ながら銀行によって違うので、自分のアカウントを開いて「自動更新になっているのか、満期日解約となっているのか」を確認できるかどうかは…残念ながら銀行による。
OCBCでは、できない。

確認できなかったので、しばらく前に担当者に問い合わせたがどうやら彼女は退職したらしくメールは宛先不明。
その上、「私の担当者って今誰?」と問い合わせたカスタマーサービス宛てのメールも宛先不明で戻ってしまった。

しゃーない、訛りの強い英語と拙い英語で会話が成立するとは思えないけど…と電話しようと思っていた矢先、紙ベースのステイトメンツが届いて、新しいリレーションシップマネージャーのメアドが記載されていた。
やったね、地獄に仏。肥溜めに鶴。トイレにつぶ。

そこで満期の2日前に彼女宛に、「更新はしない。解約して、他の銀行に送金したい、」と連絡したら、すぐさま(わりと凄い事です、すぐに返信してくれるリレーションシップマネージャーってw)返信があって「1万リンギの新規送金してくれるだけで、また優遇レートの定期預金提供するよ。」って回答。

いやいや、私、解約するって断言してるんですけど…なんてイラッとするのはマレーシアの素人だんw
基本、相手の話なんて聞いていない。
お互いに自分の言いたい事を言いつつ、どっかで折り合いをつけるのがここのビジネススタイルで、日本みたいに(アホがつくほど丁寧に)「お客様は神様です。あなたがおっしゃる事は全て受け入れます。」なんて言ってはくれない。
ヒトの話をよく聞け、とばかりにこちらも同じ主張を繰り返すしかない。

ちなみに日本のお友達のために、マレーシアの預金金利を簡単に説明すると、リンギ建て12ヶ月定期預金の利率はどこの銀行でも通常3%台。
ただし、定期預金設定のために他から送金すれば、プロモレートとして大体4%以上の利率で預ける事ができる。(2016年6月現在)

なので、その時々のプロモレートの高い銀行で定期預金を設定し、満期時に高いレートを提供する他の銀行に送金して新たに定期預金にすることを繰り返せば、常に通常より高いプロモレートの定期預金を確保できる。

今日満期になったのは1年前に4.0%で設定したOCBCの定期預金で、今月のプロモで見ると例えばMaybankは4.31%、OCBCは4.2%。
たかだか1000万円当たり1万円程度の違いとは言え、別に無駄に低いレートの銀行に預けておく必要はないので(信用格付け的に、この2行にビックリするような差はない。)、Maybankに預け換える事に決めていた。

え、満期日解約と決めてるんなら、事前に満期日に解約の手続きをしとけばいいって思うでしょ。
確かに。日本でならそうする。

ただね。

きのうまでにネットバンキングで「解約」の手続きができるか試そうとしたものの、なんかヘタに手続きを進めると「満期1日前に中途解約して、普通預金レベルの利息しかつきませんでした~」って結果になりそうな怖いヨカンがあるわけだわ(笑)
いろんな手続の信頼性が低いし、リカバリーは不可能な事もよくある。
1年間の4%の利息がクリック1回で水の泡って‥。

ここ、笑い事じゃありませんから。
1月に、HSBCに定期預金を解約に行ったとき、満期の数日前に行って手続き中、強く意識して「今日の中途解約じゃないよ。数日後に到来する満期日の解約の、事前手続きだからね。」と再三繰り返した後でだよ、「わっ、今日の解約じゃなかったの??」って処理のやり直しをしていたよ、インド美人のおねーさん。

ことほど左様に強く意識して再三言わないと、なーんにも考えずに処理される。
「満期の数日前に解約なんて、そんなソンなことしないでしょ」って想像力とか「お客様、お急ぎでないなら、後数日だけお待ちになれば」なーんてご親切は、ナイ。
後で気づいて文句を言っても、きっと「いや、あなたがそう求めた」と強弁されるのは目に見えてる。

とまあ、色々と想定される(しかも日本と違って、可能性がわりと高い)トラブルを想定して、満期日当日の今朝、ネットバンキングで解約の手続きをしようとすると。

うっ、既にヤラレター

本日満期の4.0%の定期預金は自動更新して年利2.3%の1年定期、来年の今日が満期日に表示が変わっていた。

わー。

わー。

でもね、苦節2年と3ヶ月。
もう素人じゃないワタシ。慌てず、騒がず。
「私は事前に解約の意思表示をしているので、自動更新は銀行側の事務処理の誤りである」と説明できるよう、メールのやりとりをiPadに入れていざ出陣。

キモチの中では…。
あー。経験上、こういう時って担当者は「私は悪くない。前の担当者とあなたの連絡が悪かった。」「でもその人はもう退職しているし。」「結局、事実としてこうなんだから、今更言われてもどうにもならない。」で終わりがちなんだよなー。

でも、こっちには、ちゃんと事前に解約の意思表示をした証拠があるぞ。

この攻防には、1時間はかかるかな。
2%の利率の違いは1000万円あたり20万円だから、エアアジアのプロモで日本に行く往復交通費くらいにはなるじょん。
頑張らねば。

…てな戦いの準備を整えて、あー言われたらこーゆーってイメトレまでして行ったら。

なんのことはない。
フツーに解約と送金できてしまいました。

つまりは、オンラインバンキング上の表示は、単に自動的に更新されただけで厄介な手続きなく変更可能という事で。

長く引っ張りましたが、
この位の様々のトラブルの想定をしてコトに当たって、ちょうど良い。
問題なく進めば、大変ラッキー。祝杯だ。
って前提で暮らすのが、ここにはちょうと良いです。

オマケに、これに較べて日本の銀行の皆さんって事務処理がなんと素晴らしいーって感謝と尊敬の気持ちまで沸き起こって、幸せになれます。メデタシ。









by omoutsubo-bar | 2016-06-16 17:08 | マレーシアの銀行とかクレジットカードとか | Trackback | Comments(0)


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